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評価基準が明確なので仕事がしやすい。

当社も昔から明確な評価基準があったわけではありません。

以前は営業所みんなで頑張って、達成してから各自の取り分を考える方式でした。でも、それでは不公平が生じやすいし不満も出ます。そこで社長が考えて基準を明確化。何をすればどれだけ評価されるか具体化した体制になりました。たとえチームで取り組んでも、貢献割合によって取り分が明確化されています。

ここでは「自分がこうなりたい」という意志が基本です。

一般には人事査定は上司が行いますが、当社では自分で目標を掲げ、達成できたら評価されるやり方ですからほぼ9割を自分で決めると言っていいでしょう。

「やってみようかな」で始まって、「じゃあどうやろうか」と考えてその繰り返しで成長していける。どういうルートで攻めようかと考えるのは楽しいですよ。

問題発見＆解決力。これが営業の極意。

試薬Aが欲しいと言われて届ける。これは私でなくともできる仕事です。

「あなたが担当で良かった！」と言ってもらうためには何が必要でしょう。

ハヤシ化成では、お客様自身が気付いていない問題点を発見し解決することだと考えています。

たとえばコストダウンしたいと言われたら、どうしますか。安価な製品を探すだけでは、競合他社と値下げ合戦になるでしょう。それよりもお客様の根本的な課題を把握することが大切です。探っていくと、問題点はコストではなく工数低減にあったり、まったく別のニーズが見つかったりします。

たとえば以前に、廃棄物処理で感謝されたことがあります。それまでは4社へ分けて依頼していた複雑な作業で、最終の廃棄物も捨てるしかありませんでした。

そこで個別のコストダウンではなく、全体の手間を省けないかと発想を転換。
まとめて引き受けてくれる先を見つけ、廃棄物も資源として買い取ってもらえる仕組みを提案しました。

お客様に「えっ」と驚いてもらえるような提案ができたとき。本当に感謝され、心の底からの「ありがとう」を聞くことができます。

私の仕事はこの「真のありがとう」を生み出すことです。